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実環境での実験

実環境での実験では マイクロホンアレーは4行4列の間隔10cmの格子点状に16個のマイクロホンを配置した。 マイクロホンを配置した平面に垂直な方向に対象音源を配置し、 雑音源は対象音源から30度の方向に配置した。 対象音源及び雑音源はマイクロホンアレーからほぼ1mの距離に置いた スピーカを用いて再生した。 雑音源のパワーは対象音源のパワーに対し$-10$dBとした。 計算機などの発生する雑音がある通常の実験室において 音声雑音を加えず対象音源のみ再生した場合と 音声雑音を加えた場合について認識実験を行った。

結果を表3に示す。 本方法における単語正解精度はDSと同程度に留まった。 これは実験室の残響が比較的長く、その影響が大きかったため であると考えられる。



平成16年3月25日