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マイクロホンアレーを用い、
周波数領域での幾何学的な考察に基づいて、雑音環境中での対象信号の短時間スペクトル推定の方法
を提案した。
シミュレーションによる実験でDSと比較して認識性能を大きく向上させることができた。
今後の課題として、
本方法を2.3節で挙げた性質についてより頑健にするための検討を行いたい。
比較的残響の少ない環境において実験を行い本方法における残響の影響について
検証し、本方法を改良したい。
さらに、非定常な雑音源が時々刻々と移動する場合について本方法の適用可能性
を実験によって検証したい。
平成16年3月25日