実演奏では、同一の音符も異なる音長で演奏される。そこで、この音長の変化を
確率分布で表すことにする。また、音符の次に音符が来る確
率をで表す。あるリズムパターン
が
音長
で演奏される確率は、
これは、音符を離散状態、演奏される音長を状態から出力される連続値の 信号と捉えると、HMMとして等価である。ここで、同一の状態に留まることを許 せば、同時に複数の音が演奏される多声音楽を扱うこともできる。また、観測量 として、音長でなくテンポに依存しない音長の比(リズムベクトル)を使うことも 可能である。