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HMMによる拍節推定
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テンポ変動認識実験
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テンポ変動問題に対する推定結果
図
11
に、意図的に極端なテンポ変動を行った演奏に対 するテンポ変動推定実験結果を示す。尤度最大の状態遷移系列をたどると、以 下のテンポモデル間の遷移を行っていることがわかった。
Tempo 120 (初期モデル)
120
120
107
107
95
107
95
95
107
95
95
107
85
120
120
95
85
76
67
極端に遅い演奏個所では、音価は倍にテンポは速めに推定された結果、誤推定 が生じたが、妥当な推定であるとも考えられる。2拍単位パターンモデルなの で小節毎にテンポが推移するような場合は、小節内での急激な変化や、小節毎 に誤推定されたりすることがある。テンポ間の遷移確率を調整することにより、 この誤認識が減少できる可能性がある。
図 11:
変動するテンポと音符列推定 (○は誤推定)
平成16年9月15日