10dB雑音環境下において, マイクロホン5個を{0cm-6cm-12cm-18cm-24cm}に配置 したDSの認識率が46.9であった. これに対し, OGR-DSはマイクロホン4個で認識率となり, さらにマ イクロホンアレーの規模も6cm小さい.
このように提案手法によりマイクロホン数を少なくし, マイクロホンアレーの規 模を小さくすることが可能となった.
今回の実験条件において, 各マイクロホンの重みは, 0cmと3cmに配置されたマイ クロホンの重みを0.3とし, 12cmと18cmに配置されたマイクロホンの重みを0.2と したものが全200文中193文にのぼった. このことから, 重みの定式化ができれ ば処理速度を向上させることができると考えられる.
SNR | 1 microphone | DS | OGR-DS |
dB | 89.3% | -- | -- |
20 dB | 62.4% | 78.2% | |
10 dB | 19.4% | 39.4% | |
5 dB | 9.0% | 16.6% |