東大 計数工学科 および 大学院システム情報学専攻で、
嵯峨山/小野 研究室への配属に興味のある人への情報です。
- 目標など
- 本研究室は、実際に役立つ技術要素の確立を目指しています。理論構築・
実験検証からシステム作り・論文執筆・発表技術まで、実際的な実力を身に付
けます。
- この研究室で用いる知識、あるいは身につける基礎知識を挙げると、
- ディジタル信号処理、スペクトル推定、時系列モデル、
- パターン情報処理、パターン認識、学習理論、ニューラルネット、
- 確率モデル、統計的推定、統計的学習、クラスタ解析、
隠れマルコフモデル、確率的言語モデル、
- 探索問題、ダイナミックプログラミング、Viterbi デコーダ
などです。これらを研究室内の勉強会で学び、実際の研究に役立てます。
- 関連分野
- 関連する基礎分野は: 音声情報処理、パターン認識、スペクトル解析、
信号処理、学習機械、探索問題、音響学、音声学、自然言語処理、数学 (確率
論、数理統計学、数値解析)など。機会を見つけて予習するとよいでしょう。
- (古典)音楽の知識があれば、音楽情報処理の研究に役立ちます。和声学、
対位法、作曲法、MIDI の知識がある人、ピアノなど楽器演奏する人は歓迎し
ます。
- 当研究室に配属後のためにどんな勉強をしておけばよいか、という質問
をよく受けます。参考のために、1999年に北陸先端大で行った
勉強会の計画表 (pdf ファイル 395kB)を見て下さい。
毎年改訂していますが、この表は当研究室での研究のための基礎知識となります。
もし事前に勉強するなら、これら項目をカバーすると良いでしょう。
- コンピュータ/ネットワーク環境
- コンピュータ環境は Linux 中心です。多くの場合、各自3台のPCを使い、
1台はメインの Linux 用、1台は補助の Windows 用、もう1台はノートPC
と使いこなします。
- 研究室内はネットワークを活用して、共通データや文献やソフトウェア
やデモをファイルサーバに置き、研究室スケジュールから発表スライドまで研
究室内のどこでも見られ、作成できるようにしてあります。
- 技術開発には Linux が向いているというのが定説ですが、
当研究室でも Linux を便利に使えるようにノウハウを蓄積して、
初心者からでも始められるようにしてあります。
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コンピュータ言語関連では、C言語プログラミングとLinux(あるいは Unix)
操作は不可欠で、学びながら使いこなして研究します。
csh (あるいは bash) スクリプトのプログラミングも必要です。
他の実用言語(perl, Tcl/Tk, awk, C++ など)も役立ちます。
その他の言語(Lisp, Prolog, ML など)は必要ありません。
いまのところ、MATLAB は使いません。
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プログラミングのためのエディタとしては標準的に emacs を使います。
文書作成/スライド作成は TeX が中心で、
図面作成には tgif、プロッティングには gnuplot を使っています。
- ネットワークは全国でも最高速レベルの情報理工学系ネットワークに
繋がれていて、快適に使えます。
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